MRI検査・電気生理学的検査は全身麻酔をかけて行っていますので、
検査後も麻酔の影響が無くなるまでは充分な注意が必要になります。
下記の事項をお守りいただきますよう、よろしくお願いします。
1. 麻酔後は、半日程度はうまく体温調節ができないため、室温を上げたり、
毛布等をかけるようにして、なるべく温かくしてください
※短頭種の場合‥呼吸があらくなると喉が腫れてしまうことがあります。
暑がる様子が見られれば、室温を下げてください。
2. 水に関しては、欲しがるようであれば帰宅後6時間を目安に与えてください。
初めは少量ずつ与え、むせたり咳込んだりする様子が無いかを確認してください。咳込む様子が無ければ、食事を与えていただいて構いません。
食事内容は普段食べているもので、小分けにしてあげるようにしてください。
主治医さんに直接行かれる方は、先生の指示に従い、指定された時間から水・食事を始めてください。
しっかりと麻酔からさめていない状態で食事などを無理に与えてしまうと、 水や食べ物が誤って気管に入ってしまうことがありますので、大変危険です。 |
3. 全身麻酔時には、気管チューブといわれる柔らかいチューブを気管に挿入し麻酔を維持します。
そのため、検査後2~3日は咳込んだり、吐き気を催すことがあります。通常は治まってきますが、症状が続くようであれば、主治医の先生の診察を受けるようにしてください。
4. 神経症状の中には、麻酔後に症状が一時的に強くなることがあります。
麻酔前の状態に戻るまでには数時間かかるため、本日中は散歩などの運動も避け、安静に過ごすようにしてください。
ふらつきなどが残っている際には段差等の高い場所から落ちないように注意してあげてください。
5. 上記以外にも様子がおかしい場合には、すぐに主治医の先生に診ていただいてください。
KyotoAR獣医神経病センター